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サイゼリヤの哲学

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サイゼリヤの哲学 サイゼリヤが考える「おいしさ」とは?

イタリア料理チェーン店が考える「おいしさ」についてご紹介。

一度きりの「おいしさ」より毎日の「おいしさ」を

世界中のだれもが毎日口にしているもの、それは「空気」です。「空気」のように味がないものはだれもが飽きることはありません。同じように、料理も味をつけなければつけないだけ世界中の人が食べられます。そして、味付けが少ない料理を食文化として持っているのがイタリア料理です。イタリア料理には、味付けを極力控えて、素材の味をそのまま食べるという考え方が根底にあります。いい素材を選び、素材本来の味わいを活かした料理。サイゼリヤではイタリア料理の精神に沿って素材を活かし、シンプルな調理で毎日でも飽きずに食べられる料理を「おいしい料理」と考えています。

一度きりの「おいしさ」より毎日の「おいしさ」を

世の中には様々な「おいしさ」が存在します。トリュフやフォアグラ、霜降り和牛のステーキなどの“ご馳走”から、季節ごとに愉しめる魚料理、濃厚なスープのラーメンに至るまで和食、中華、フレンチ、韓国、多国籍料理と世界中の料理を日本にいながら愉しめます。外食業はこれらの「おいしさ」をそれぞれの得意分野で提供しています。サイゼリヤは皆さまの身近に多数店舗を構えるレストランとして、一度きりの「おいしさ」ではなく、「毎日たべられるおいしさ」を提供したいと考えています。味付けの少なさに加え、油の使用を極力控える(店舗にフライヤーは置いていません)など、食べた後で胃に持たれない、体にいい健康的な毎日の食の提供を目指しています。

「おいしさ」は組合せで倍増する〜コーディネーションを提案〜

イタリア料理では料理のベースに「オリーブオイル」が一貫して使われており、どの料理を食べても味付けのベースが同じです。これにより、どんな料理をどのように組み合わせて食べても違和感がなく、統一感があり、おいしさが倍増していきます。そしてすべての料理がワインにあいます。苦味と酸味を持つ新鮮なワインが料理を引き立てて、愉しい会話を弾ませます。イタリアで長い年月をかけて築かれた食文化において、前菜~デザート、食前酒~食後酒に至るまで料理や飲み物はすべて用途別に洗練されています。それらを食事のシーンやお腹のすき具合、体調などにあわせて選んで組合せていく、つまり“コーディネーション”をすることで「おいしさ」は2倍、3倍と膨らむのです。サイゼリヤでは、一品一品の料理のサイズを「多すぎず少なすぎず」の量に設定し、お客様が一人の時も大人数の時も料理を“コーディネーション”して倍増する「おいしさ」を愉しんで欲しいと考えています。

もっと詳しく知りたい方に・・・

『サイゼリヤ革命』
山口芳生
柴田書店

サイゼリヤ革命