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これまでの話

コーディネーション

毎日の食事のことを、真剣に考えたことがありますか?

何をたべるか、何とたべるか?
どうやって食べたら体によくて、美味しさが増すか?
明日もあさっても、また美味しくたのしく食べ続けられるか?

そうやって真剣に食事に向き合い、食事に関わるすべてを極めた文化があります。
イタリア料理は間違いなく、その一つです。

アペリティーボAperitivo
 なぜ、食事の前にお酒を飲むのか。
アンティパストantipasto
 なぜ、食事の初めにアンティパスト(前菜)を食べるのか。

イタリア料理は、一品の料理が全体のバランスの中で考えられています。

アペリティーボは発泡性のワインや薬草入りのリキュール(カンパリなど)。
泡や苦みが胃液の分泌を促し、これから食事が始まることを体に知らせる。
アンティパストはカルパッチョやプロシュートなど。
次のプリモピアット(パスタなど)ができあがるまでの時間稼ぎに、作り置きの
ハムなどが供される。酸味があるものが多く、胃腸をさらに活発にし、
プリモピアットにむけて体が受入れ体制になっていく・・・。

ひとつひとつ「食べる」ための機能を持ち、
一口食べ、一口飲むごとに体に活力がみなぎり、美味しさが増していく。
それがイタリアの食事の姿です。

そしてワイン。
初めて赤ワインを飲んだ人が、それを「美味しい」と感じるでしょうか。
なんでこんな「苦くて、渋くて、酸っぱい」ものをオイシイと言わなきゃならないのか?
憤慨を感じた経験をある人も多いでしょう。

その「苦み・渋み・酸味」という、人類が嫌う要素こそが、ワインの最大の機能なのです。
うーんとマズイ、嫌な味を感じた後に、料理を食べたら???
苦労の後に幸せがわかるように、「苦み・渋み・酸味」の嫌味の後に感じるのは、
「美味しさ」なのです。そうです。ワインがあるから、料理が引き立つのです。

ワインは本来、そのまま飲んでウマイ・マズイを論議する飲み物じゃないんです。
料理を300%おいしくする魔法の飲み物。それがワイン。

イタリア料理は「トータルコーディネーション」で出来ている。
そして「トータルコーディネーション」がわかれば、食がもっと豊かになる。

わたしたち、サイゼリヤが日本の皆さんに伝えたいのは、このことなのです。

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