自社工場の取り組み

お客様のために良質な原料を新鮮な状態で加工し、安定的に供給するため、国内に5工場、海外に2工場を有しています。

1997年 吉川工場を建設、同時に本社を同地に移転

2001年 神奈川工場を建設

2001年 福島精米工場を建設

2003年 オーストラリア工場が稼働

2003年 西日本エリアの配送拠点となる兵庫工場の完成

2013年 千葉工場を建設

2013年 広州工場が稼働

自社工場を持つことで、製造直販を実現し、サイゼリヤでしかできない品質と価格を追求しています。

製造直販とは、自ら素材開発・原料の調達→加工→配送→店舗での提供までの一連の流れを自社で一貫して行うことです。
最大のメリットは、品質と価格を自分たちでコントロールできることです。間に人や問屋を挟まず、お客様の立場で品質を決めながら、無駄なコストを省き、理想の味と価格を追求することができます。
また、原料は、店舗で調理しやすいように自社工場で加工して、すぐに使える形で届けています。それにより、片づけや保管がしやすく、調理の手間も軽減され、品質の安定と提供時間の短縮を実現しています。

「なぜ、サイゼリヤはこんなに安くておいしいのか?」
その答えは、自社工場で原料から食材を製造し、お客様に届けるまで、最適化した形で提供する仕組みがあるからです。

サイゼリヤでは、長年販売している人気商品を中心に品揃えしています。こうした商品は販売数が安定しているため、予測しやすく、原料の調達や食材の生産をあらかじめ計画することができます。この仕組みが「計画生産」です。さらに、大量に売れる人気商品は、工場で効率よく生産することが可能です。「必要な量を、必要なタイミングでつくる」ことで、生産・加工・保管・配送・店舗での提供まで、ムダのないプロセスを実現しています。

吉川工場

店舗作業の負担軽減を目的に設立された最初の工場です。コーンスープやサラダなどの店舗食材の生産、店舗への配送用仕分けをしています。開発用のテストキッチンを併設し、重要なメニュー開発の拠点となっています。

神奈川工場

東日本エリアへの生鮮品の供給を担っている工場です。店舗数が500店舗となった2001年に建設しました。
サラダなどの生鮮品をはじめ、食材の一次加工を行い、大規模な設備で生産しています。また、イタリアから直輸入した大容量のオリーブオイル缶を調理で使いやすいように小分けし、必要な分だけを配送するなど、現場の使いやすさを考えた細やかな工夫も行っています。

※ お店で販売しているオリーブオイルは現地で瓶詰めしたイタリア直輸入品です。

福島工場

ミラノ風ドリアの販売量の拡大に伴い、2001年に建設。ドリア用のターメリックライス、ライス(白米)の精米と炊飯の大部分を担い、全店に供給しています。また、契約農家さん向けに提供するレタスの育苗工場が併設されています。レタス苗を供給し、サイゼリヤのサラダ用に集荷と出荷も担っています。

兵庫工場

九州から愛知までの西日本エリアに向けて、幅広い品目の製造に対応する柔軟な生産ラインを備えています。
店舗数が700店舗となった2003年に建設しました。サラダなどの生鮮品からピザ・パスタなど多岐にわたる製品を出荷し、製造と物流の両面から西日本の店舗を支えています。

千葉工場

2011年に1000店舗を越え、2013年に千葉工場を建設しました。イタリア料理の基本となるトマトソースを作る役割を主に担っています。ソースや加工品を大量に生産する工場です。生産効率と品質を両立させる製法を導入し、全店にトマトソースを供給しています。自動倉庫によって効率化と省人化を実現しています。

オーストラリア工場

お客様のために良質な原料を新鮮な状態で加工し、安定的に供給するため、畜産大国オーストラリアに自社工場を設立しました。
これによりサイゼリヤの求める品質と安さを実現しました。

オーストラリアでは、高品質で安全なミルクと牛肉を現地で直接調達し、ホワイトソースとミートソース、ハンバーグの製造に使用しています。自社で必要な分だけ生産することで長期保存が不要となり、素材の味わいを活かしたおいしさを実現しています。

広州工場

中国・広州市にある自社工場で、 2013年から稼働を開始し、中国国内のサイゼリヤ店舗に向けた食材の供給を担っています。ピザやソースなどの製造を中心に、安定した品質と供給体制を支えています。
さらに、今後の中国での店舗拡大を見据え、新工場を建設中です。