驚きのおいしさと価格
驚きのおいしさと価格について、サイゼリヤのこれまでの取り組みをご紹介します。
ミラノ風ドリア
ミラノ風ドリアの誕生

創業当時、従業員がまかないとして、ご飯にミートソースとホワイトソースをかけたものを食べていました。
「こんなうまいものはない!」とみんなが言うので、お店で出すことに決めました。
使っているのは、ひき肉、トマト、たまねぎ、穀物(小麦・米)、牛乳。どれも世界中で好き嫌いなく食べられていて、どこでも手に入る食材です。
まさにハンバーガーがこの組み合わせで、世界中で食べられています。
ミラノ風ドリアは人気となり、看板メニューになりました。
イタリアの料理の名称にある「ミラネーゼ(=ミラノ風)」から「ミラノ風ドリア」と名付けました。現地ミラノにも、世界中のどこにもない、サイゼリヤ独自の料理です。1983年のことでした。
価格への挑戦

「もっと多くのお客様に喜んでいただきたい」という強い思いから、1999年にミラノ風ドリアを480円から290円に値下げしました。
一番売れているメニューを値下げするという、大きな決断でした。
品質に磨きをかけながら価格を抑えるため、産地に近く、最適な原料を調達できるオーストラリアに工場を建設しました。
自社生産することで余分なコストを省き、原料調達から製造、流通まで、一貫生産が可能になりました。
オーストラリアの自社工場

オーストラリア工場は、高品質で安全なミルクと牛肉が調達できます。そのため、生乳をたっぷり使ったホワイトソースと、牛肉の旨みを活かしたミートソースの生産が可能になりました。
ミラノ風ドリアの飽きの来ないシンプルなおいしさは、この原料により実現しました。
また、福島炊飯工場を設立し、ドリアに最適なお米を選んで精米し、工場で炊飯するようにしました。
サイゼリヤは、最適な原料選びから手掛け、サイゼリヤならではの品質と価格を両立させてきました。
「サイゼリヤと言えばミラノ風ドリア」と言われる名物料理となった現在も、おいしさのための改善は続いています。