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投資家の皆様へ 株式会社サイゼリヤのIR情報をお伝えします。

経営方針 サイゼリヤが考える社会貢献とは

サイゼリヤのビジネスに関わるすべての人が幸せになること

サイゼリヤは1店のイタリアレストランとして始まり、数十年かけてナショナルチェーンとなるまで歩んできました。このレストランビジネスの目的は、食を通じてお客様を喜ばせること。そして、そのビジネスを通じてすべての人が幸せになること。お客様・従業員・取引先・関係者。そのどれかにしわ寄せが行くビジネスは健全ではない、と私たちは考えます。
お客様にはおいしくてリーズナブルな料理を。従業員には生涯設計のできる賃金と生きがいを。取引先には公正かつ公平な取引を。関係者には正確で誠実な対応を。サイゼリヤ行動指針「人のため・正しく・仲良く」に則り、ビジネスを通じ社会に貢献していきます。

サイゼリヤのビジネスに関わるすべての人が幸せになること

サイゼリヤは製造直販業として、計画生産と技術化により外食産業と農業を産業化することが自らの使命であると考えています。真の産業化とは、他産業並みに外食業や農業に従事する人々が生涯設計できるだけの賃金が支払える生産性を確保できるようになることを指します。そもそも料理や農業の世界ではセンスや経験から培った勘といった属人的な技能に依存していたために、継続や継承が難しいと言われ、産業化が進んでいませんでした。
属人的な技能を技術=だれでもその通り教われば、その通りにできるようになるようにしたものとして置き換え、継続・継承が可能なものにしていく。加えて、より合理的な考え方により、ムダを省き、新しい技術を導入し、生産性を高めてゆく。従事する人々の意識変革を行い、作業のやり方を変え、生産性を向上させていく。計画生産ができる製造直販業だからこそ、農業と外食業を同時に産業化へと推進させていくことができる、と私たちは信じ、産業化という壮大なビジョンを掲げて本気で目指していきます。

海外のサイゼリヤ「現地のための、現地人による、現地の会社」

サイゼリヤは2003年6月上海に海外初出店をして以来、 4カ国6法人で出店を続け、中国東南アジアにて展開しています。これら海外へ展開する理由は、経営理念に基づくものです。貧富の格差が激しく、イタリア料理というジャンルを富裕層のみが占有していた状況において、私たちサイゼリヤが一般大衆が気軽に入れる価格帯のイタリア料理店を出すことにより、現地の多くの人に食の豊かさを愉しんでいただきたい、と考えたからです。そして日本と同様、外食業が産業として立ち遅れる各国において、日本で培った店舗運営と経営のノウハウを現地に移出し、現地の従業員を幸せにできる会社を育てる。現地のお客様のための、現地従業員による、現地の会社を作り上げることにより、海外においても社会貢献を進めていきたいと考えています。