「おいしさ」の考え方

サイゼリヤの考える「おいしさ」とは?

私たちは、1年に1回の豪華な食事や、
一口食べてびっくりするような味を
「おいしい」と定義していません。
サイゼリヤの考える「おいしさ」とは、
多くの人が毎日でも食べられるような、
究極を言えば「空気」のような味のものです。

01
素材の味を活かした健康的な料理

空気は誰もが毎日口にしていますが、味がないため飽きることはありません。料理も何も味を付けなければ、誰もが飽きないものになるはず。それに近いのがイタリア料理です。味付けを控え、素材の味をそのまま楽しむため、良い素材を選び、素材本来の味を活かした料理になります。サイゼリヤは、それを「毎日食べられるおいしさ」としてお客様に提供しています。味付けの少なさに加え、油の使用を極力控えるなど、食べた後で胃にもたれない、体に良い健康的な毎日の食の提供を目指しています。

02
価格へのこだわり

リーズナブルな価格の原点は、創業時にまで遡ります。当時、味には自信があったものの、お客様が集まらない日々が続きました。そこで創業者である正垣は、価格を相場の7割引きにする実験を始めました。そこから、長蛇の列ができるようになり、お客様が「どうしてこんなに安いの?」と驚き、次は友人を連れてくる。そんな風にしてお客様が一気に増えていったのです。ここからサイゼリヤの価格は「注文したくなる価格」を基準とし、お客様に喜んでいただくための工夫と努力を続けてきました。

03
「コーディネーション」の提案

イタリアの食文化である「コーディネーション」の楽しさを提案しています。定食のように決められた内容ではなく、体調やシーンによって料理を組み合わせることで、おいしさが倍増します。前菜やパスタ、メイン料理にいたるまで組み合わせがしやすいように1皿の量が「多すぎず少なすぎず」の量に設定されており、一人でも大人数でも、コーディネーションを楽しんでもらえるようにしています。

イタリア式コース料理を
サイゼリヤで

ANTIPASTO
アンティパスト

アンティパストとは前菜のことです。サイゼリヤでは、新鮮な野菜を使ったサラダをアンティパストとしてお薦めしています。ドレッシングの酸味が胃酸の働きを助けて空腹感を保ち、食欲を増進させます。

PRIMO PIATTO
プリモ・ピアット

1つ目の料理です。パスタやリゾットで喉が渇き、
ワインをおいしくします。

SECONDO PIATTO
セコンド・ピアット(メイン)

2つ目の料理です。サイゼリヤのハンバーグは、イタリア式コース料理のセコンド・ピアットの役割を担えるように、牛100%でステーキのような味わいに仕上げています。

FORMAGGIO
フォルマッジョ

フォルマッジョとは「チーズ」のことです。チーズは満腹になるほど
おいしく感じる特性があります。メインの後に、
良質なチーズを味わうことで、さらなる満足感を得られます。

DOLCE
ドルチェ

イタリア料理は、砂糖を使わないので食事の最後に甘いものが欲しくなります。甘味は繊細な味わいだからこそ、満腹になってからおいしく感じられます。

CAFE
カフェ

最後に苦味の強いエスプレッソを飲むことで、
口の中をすっきりさせ、香りの余韻を楽しみます。

調味料がおいしいから
すべての料理がおいしく

サイゼリヤのすべての料理には、一貫して高品質なオリーブオイルと海塩が使用されています。
味付けに統一感があるため、どんな料理をどのように組み合わせて食べても違和感がなく、
コーディネーションを楽しむことができます。

OLIVE OIL
エクストラ・バージンオリーブオイル

フルーティーで芳醇な香りとスパイシーさが特徴のオリーブオイルです。酸度0.8%以下になることで初めてエクストラ・バージンオリーブオイルと呼べるのですが、当社が1884年創業のMIRA社から購入しているものは酸度0.25 ~ 0.35%です。

SEA SALT
イタリア シチリア海塩

シチリア海のミネラルをたっぷり含んだ甘味のある海塩を、パスタの茹で工程や料理の味付けに使っています。